最近、「出会い系サイトを利用して知り合った外国人女性との結婚を予定しているが、結婚した後に配偶者ビザは取れますか？」といった問い合わせをよく頂きます。結論から言えば「入管の審査は通常よりも厳しくなりますが、ビザが取れる可能性は十分にあります」。実際に（大変に苦労しましたが）私もこれまでに何人かの配偶者ビザ（日本人配偶者の在留資格認定証明書）を取得した実績はあります。

　ただ、この方法は、日本人男性がまだ会ったこともない外国人女性と1～2ヶ月、メール交換した後に結婚を決めて、外国に行き、彼女と初めて会ったその日に現地で婚手続をしてしまうというものです。つまり、「相手との交際に時間をかけずに」結婚してしまうという意味で、その後の結婚生活を考えると大変リスキーです。

　実際、この方法で国際結婚を試みようとする方は、以下のようなトラブルに巻き込まれることが多いため、出会い系サイトを利用して結婚相手を探すことには慎重になって頂きたいと思います。

• 現地の空港に迎えに来た女性がサイトに掲載された写真とは全くの別人だった。しかし、「サイトの写真は私の若い頃の写真です。私は絶対に本人です。あなたを愛しています。私を信じて！」と言われ、強引に現地で結婚手続をさせられた。
• 彼女とは日本語でメール交換していたが、実際、彼女は全く日本語ができなかった。（日本語でのメールの相手は、実は本人に成りすましたブローカーだった）
• 彼女はブローカーに高額な手数料（100万円～）を払っており、借金を抱えた状態で来日した後は、借金返済のため、家族を顧みず、バイト漬けの毎日を送っている。

　以上、少々厳しいことも書きましたが、私は「入管申請を代行するだけの行政書士」ではなく「国際結婚の経験者、外国人女性を妻に持つ者」として、国際結婚される方の「結婚後の幸せ」を本当に心から願っています。

　どうか国際結婚をお考えの方は慎重に判断していただき、その上で、国際結婚を決断され、私に配偶者ビザの入管申請代行をご依頼いただければ、喜んでお力になりたいと思っております。

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